私は釣り初心者ではないですが、ウキふかせ釣りに熱中し過ぎてルアー釣りの知識はほぼありません。
高校生のときのバス釣りでルアーを使った以来なのでほぼ初心者です。
なので今年からルアー釣りを勉強して本格的にルアーシーバス釣りを始めることにしました。
まず何から準備して良すれば?と考えてみました。
- ロッド、リール、シーバス用ルアー、などの必要な道具を揃える
- ルアーでの基本的なシーバスの釣り方の知識
- シーバスが釣れるポイントの下調べ
この項目の中でまずシーバス釣りで必要な道具を調べることにしました。
目次
ルアーシーバス釣りに必要な道具
まずルアーシーバス釣りに必要な道具をざっくり調べました。
- ロッド
- リール
- 道糸(PEラインまたはナイロン)
- リーダー(ハリス)
- ルアーフィッシング用ベスト
小物系
- シーバス用ルアー
- ルアーボックス
- ルアーを付けるスナップ
- プライヤー
- PEラインもカットできるハサミ
ロッド選びの条件
まずはロッド選びの条件として次の項目を考えてみました。
- 安心して使えるメーカーのロッド
- 操作性など初心者でも扱いやすい
- 高性能だけど価格は抑えめ
○主なシーバスロッドメーカー
メーカー | 有名ゲージ |
シマノ | ★★★ |
ダイワ | ★★★ |
メジャークラフト | ★★ |
アブガルシア | ★★ |
シマノ
国内釣り具メーカー最大手にして最強のメーカーと私は思っています。
シマノのロッドはお手軽な価格のモデルでもデザインもよく、高性能です。
迷ったらシマノで決まりでしょう。
ダイワ
シマノ同様、国内最大手の老舗メーカーです。
ダイワは元々カーボン技術に長けた会社であり、ロッド性能は高評価です。
価格はシマノと同程度の設定で高いモデルから安いモデルまで種類が豊富。
メジャークラフト
社名は外国メーカーのようですが、大阪に本社を置く国内メーカーです。
全体的に低めの価格設定で、口コミでもコストパフォーマンスが良いと高評価です。
アブガルシア
『アブ』の愛称で呼ばれている海外メーカーブランドで、国内メーカーには無いデザインが印象的です。
海外メーカーなので高いかと思いきや、やさしい価格設定で口コミでも高評価のようです。
自分の行く釣り場に合ったロッドの長さを選ぶ
次に操作性、遠投性が関わってくるロッドの長さを選びます。
ルアーロッドで使われる長さの単位は、磯竿で使われるm(メートル)ではなく、ft(フィート)単位が使われるようです。ちなみに1ft=約30.5cmのようです。
だからと言ってルアーロッドが全部ft表記ではありませんので安心してください。メーカー表記では分かりやすいようにm単位で表記してあります。
シマノとダイワのシーバスロッドのカタログサイトを見ていると906ML、96MLのようにモデル名でフィート単位の数字を使っているみたいです。
ロッドの長さを決めるときは釣り場条件、使うルアーで決めるようで、まず自分が釣りに行こうとしている釣り場を環境を調べてから決めると良いです。
長さ | 釣り場条件 |
8ftクラス(2.59m、2.67m) | 中小規模河川、ベイエリア(狭めの釣り場) |
9ftクラス(2.74m、2.90m) |
大規模河川、ベイエリア、サーフ |
10ftクラス(3.05m、3.20m) | 遠投が必要なサーフや大規模河川、磯 |
11ftクラス(3.35m) | 10ftよりも遠投性、パワーが欲しい必要な場合 |
※長さはシマノカタログより抜粋。
長さの種類はスピニングリール用とベイトリール用と合わせて多いモデルで15種類ほどあり幅広く選ぶことができます。
私の場合、シーバス狙いで行こうと思っている釣り場は名古屋港近郊を予定しているので、ベイエリア、木曽川などの大規模河川が該当するようです。
名古屋港は狭めのポイントを攻める場合も、河口から遠投する場合もあると思ったので中間クラスの長さの3mほどのロッドがちょうど良さそうです。
もう一つの理由は3mほどあれば遠投性もあるのでライトジギングができ、小さめであれば青物にも使えると思ったからです。
ロッドの硬さを選ぶ条件
次に自分のやりたい釣り方や使うルアーに合わせてロッドの硬さを決めますが、この硬さを選ぶところは重要ポイントになります。
モデル記号 | 意味 |
L | ライト |
ML | ミディアムライト |
M | ミディアム |
MH | ミディアムハード |
H | ハード |
ライトモデルからハードモデルにかけて硬い仕様のロッドになっていて、その中間を含め5種類の硬さがあるようで、様々なメーカーでこのような分類になってます。
モデル記号 | 適合するルアーの重さ(g) |
L | 5~21g |
ML | 6~28g |
M | 8~42g |
MH | 8~45g |
H | 14~70g |
※シマノ製 ディアルーナXR、ルミナス、エクスセンスのカタログ数値より抜粋
このようにロッドの硬さによっておすすめのルアーの重さが変わってきます。なので使いたいルアーがあったり、行く釣り場で釣れているルアーを使いたい場合は、ルアーを決めて重さを調べてから合うロッドを選ぶ方が良いです。
私の場合、初心者なのでオールラウンドモデルとされるMかMLモデルで迷いました。触ってみないと分からないと思い釣具屋に行き実際に触ってみることにしました。
MLモデルは振ると少しロッドがしなりますが、Mモデルは振ってもあまりしならずピシっ!としてました。
硬いロッドは、反発力が強いのでルアーに食いついたときに乗りにくい(魚が掛かりにくい)というデメリットがあるようです。
私はウキふかせ釣りで使うロッドのように柔らかめのロッドで魚の引きを楽しむスタイルが好きなので、パワーと柔らかさを両立したモデルが良いと思いMLにしました。
障害物があるポイントで少し強引にやり取りしなければいけないポイントや、重いルアーを使い遠投重視の方や、大物狙いで強引なやり取りが必要でパワー重視の方はⅯ以上を選ぶと良いでしょう。
海のルアー釣りで使うリールを選ぶ条件
リールも同じく条件項目を考えてみました。
- ルアー釣りではキャスト数が多いので疲れにくい”軽いリール”がいい
- 常に巻くので巻き心地のいいリール
- やはり安心のメーカー
ルアー釣りでリールに求められるのはやはり軽さです。
何回もキャストをしていると最初の方はあまり気にならないですが、キャスト数が増えてくるにつれ手首と腕に疲れが出てきます。
軽ければいいということでは無いですが、疲れを最小限にするには軽さを重視する必要があります。
大体シーバス釣りでよく使われている3000番クラスで200g前半ぐらいが良い感じのようです。
軽くて強い!新素材のカーボン樹脂採用スピニングリール
最近はリールボディやローターのメイン素材に金属を使用せず、金属に代わる新素材とされるカーボン(炭素)樹脂を使ったリールが出ています。
カーボンと言ったらロッドに使われている素材とならピンときますがリールに?ってなりますよね。
このカーボン樹脂をリールボディに初めて採用したメーカーはグローブライド(ダイワ)が開発した“ザイオン”というカーボン樹脂です。
ザイオン(ZAION)とは?
ザイオンはダイワが開発した軽くて、強く、腐食しない高密度カーボン素材のことである。
剛性は金属であるマグネシウムに匹敵します。
シマノも独自素材の“CI4”という名称のカーボン樹脂を採用しています。
カーボン樹脂は金属より軽く、金属のように強く、腐食に強いというのが特徴でリール部品に使う素材として適しているようです。
特に腐食に強いのは海で使うことを考えると素晴らしい素材ですよね。
今回私はこのCI4を採用したシマノの『エクスセンスCI4 3000M』をネットオークションで中古リールとして初めて購入しました。
CI4とは?
CI4のCはカーボン(carbon)で、Iは融合(interfusion)、4はカーボン素材の価電子数4をつなげたものという意味のようです。
CI4+はさらに軽さをそのままに、剛性、耐久性を大幅にアップしているようです。
巻き心地はベアリングの数で変わる
巻き心地については、ルアー釣りでは常にリールを巻くことになるので巻き心地というのは重要な条件となります。
実際に釣具屋に行きリールを巻いてみるのが一番分かりやすくて良いのですが、とりあえず選びたいという方はカタログに載っているベアリングの数が巻き心地の目安になります。シマノですとS AR-B、ダイワですとマグシールドボールベアリングにあたります。
シマノのリールを例にS AR-B(ベアリング)の数を調べました。
- 1万円クラス17ナスキーはS AR-Bが4個
- 3万円クラスエクスセンスCI4はS AR-Bが9個
- 最上級モデルステラはS AR-Bが13~15個
上級クラスになるほどベアリングを使用している数が多くなっているのでそれに伴って巻き心地がより滑らかな、ストレスフリーの巻き心地になるようです。
リールに巻く道糸はPE製?ナイロン製?
ルアーシーバス釣りで使う道糸はPEラインが主流のようで、ライントラブルの少ないナイロンは初心者向けのようです。
PEラインはほぼ伸びがないので感度が必要なルアー釣りには重要アイテムだそうです。
ウキふかせ釣りでは道糸はナイロンがメインなのでPEラインは使ったことが無く、しかもPEラインを詳しく知らないのでどちらが良いのか分からないため調べてみました。
ルアー釣り系のラインは号ではなくポンド(lb)が使われています。
lbって何号?
ナイロン、フロロカーボン1号で4lb。
PEラインの場合1号で18~20lb。
(例) 20lbでナイロン、フロロカーボンの5号相当。PEライン1号でナイロン5号相当の強さがあるということです。
PEラインのメリットとデメリット
PEラインのメリット
- ナイロンと比べ軽く、強度がありラインを細くできるのでルアーの飛距離が出る。
- 耐久性に優れ、劣化しにくい
- 伸びにくいので感度が良い
- ナイロンのように巻いた後も糸癖がつかない
メリットでまず一番の注目点が「飛距離」。
ショア(陸釣り)からの釣りで必要な遠くに魚がいる場合にも対応でき、幅広いポイントを攻めることできる飛距離が重要になるようです。
飛ばせないポイントにボイル(シーバスが小魚を捕食してい状態)が起きているのに飛距離が出ないから投げられないということになりますからね。
それをナイロンと比べて大幅に飛距離を伸ばすことができるのは大きなメリットです。
PEラインのデメリット
- ラインが細いので結ぶとき扱いずらい
- PEラインの特性上リーダーが必要で、FGノットという結び方を覚えないといけない
- 傷に弱いので魚が掛かったときにテトラや岩に当たると切れやすい
- 糸が軽いのでルアーを投げる時などにライントラブルが起きやすい
素晴らしい性能のラインですがやっぱりデメリットもあります。
この中で一番気になったのがFGノットというPEラインとリーダーを結ぶ少し特殊な結び方です。
これが初めて見た結び方で、けっこう慣れが必要な感じの難しそうな結び方でした。
一回試しにFGノットの結び方が載っているサイトを見てやってみましたが、最後までできませんでした。
慣れるまで時間がかかりそうな結び方なので最初は家で結んでから釣りに行った方がよさそうです。
あとはPEラインは軽いのでルアーを投げるときや、巻くときに風の影響を受けるなどでライントラブルが起きやすいそうです。
キャストに慣れてない方は最初ナイロンから始める方が良さそうです。
リーダーはナイロン?フロロカーボン?
PEラインに結ぶリーダーはナイロンとフロロカーボンがあり、それぞれにメリットがあり状況によって使い分けるようです。
ナイロン
- フロロカーボンより伸びがあるので魚の引きを吸収し、魚のばらしが少なくなる効果がある。
- 安く買える
フロロカーボン
- ナイロンよりは伸びが少ないが程よく伸びがあり、根ずれに強い
- ナイロンよりは高いが、少し高いぐらい
釣り場によって使い分ける方が良さそうなので、ナイロン製とフロロカーボン製の2種類用意するといいと思います。
PEラインとリーダーは何号で何lbを合わせるの?
決まった組み合わせはないようですが、目安としては、PE細ライン仕様でPEライン0.6号、リーダー16lb(4号)の組み合わせ。
この組み合わせだと、細いPEで太いリーダーの組み合わせなので大丈夫なのか?と思いましたが、釣り雑誌にもこの組み合わせで載っていたので大丈夫なようです。
ノーマル仕様でPEライン1号、16lb(4号)の組み合わせ。
ルアー釣りに最適なフィッシングベストとは?
フィッシングベストはウキフカセ釣りで使っているので選ぶ基準はだいたい分かっていますが、ルアー釣り用となると少し欲しい機能が変わってきます。
ルアー釣り用ベストに付いてる機能は、
- 小型のルアー入れボックスが入るポケットが数個装備されている
- ルアー釣りでよく使われるフィッシュグリップを掛けるホルダーが付いている
- 背面に小型の取り込み用タモをぶら下げて移動できるためのホルダーが付いている
- ベストによっては水分補給用にペットボトルの500mlサイズが入るポケットがある
ルアー釣りではその時の状況に素早く対応するため、出来るだけたくさんのルアーを持ち歩くようにしないといけないようです。
しかし、大きなボックスを持ち歩きながら釣りをするのは実際には非現実的ですね。
でも何個かの小型ボックスにルアーをフィッシングベストに入れて持ち運ぶことは可能になるので、それがルアー用のフィッシングベストに備わっています。
画像のように小型ボックスが収納でき、よく使うルアーを収納できます。
あとは雑誌などのルアー釣りで、シーバスを釣り上げて写真を撮るときにシーバスの口をつかんでいるフィッシュグリップを掛けておくことができるホルダーが付いています。
横にホルダーが付いているのでジャマにならず、釣りに影響が出なさそうです。
もう一つの特徴的なホルダーは、背面に小型の魚を取り込むためのタモに専用のフックを付けて掛けるホルダーが付いています。
このホルダーが付いてることによって釣りに支障がなくタモを持ち歩くことができるので素晴らしい機能でしかもスタイリッシュです。
昔の釣り番組を見ていた時は、長いタモにショルダーベルトを付けてショルダーバッグのように掛けていたり、短いタモを腰回りにぶら下げていたりと、いかにも釣りにくそうなタモの持ち運びをしていたのでこの背面にタモを備えるこのスタイルがいかにもシーバスアングラーという感じがします。
あと気の利いたアイディア機能だと思ったのが500mlサイズのペットボトルを入れるポケット腰の辺りにあってとても良いと思いました。シーバス釣りでは足で釣果を稼ぐ釣りでもあり、遠くまで歩くこともあるみたいなので車に戻らなくても水分補強ができるのはとても素晴らしいアイディアだと思いました。
フィッシングベストはフローティング機能のある物を選ぼう!
フィッシングベストには釣りのための機能だけで無く、命を守る機能も備わっています。
万が一海に落ちてしまったときにフローティング機能があるフィッシングベストを着ていれば成人でも浮くように作られているので助かる可能性が大幅に上がります。
動きにくいからフローティング材の入っていないフィッシングベストが良いという方や、フィッシングベストを使わない方は、フローティング機能専用のライフジャケットがあるので絶対に着用しましょう。
また子供を連れて釣りに行く方は多少高くても高機能の子供用ライフジャケットを購入して絶対に着用しましょう!
小物系の必要なアイテムを選ぶ
次に用意しないといけないものは小物系で、
- シーバス用ルアーとボックス
- ルアーを付けるスナップ
- プライヤー
- PEラインもカットできるはさみ
あとは持ち運びができるタモが必要ですが、タモはとりあえずウキフカセ釣りで使っているものを流用することにしたので、新しく買ったときに記事で特集をしたいと思っています。
シーバス釣り初心者がまず持つべきルアーは?
釣り具屋にシーバス用のルアーはどんなものがあるのか、まず見に行ってみました。
ルアー釣り初心者の私には何のルアーを買ったらいいのか分かりませんでした。多少は知っていますが、ルアータイプのミノーやトップウォーターやバイブレーションなど聞いたこと無いルアー用語が盛りだくさん!
とりあえず好きなルアーでええかー!って思ったのですがあとで後悔しそうなのでちゃんと調べてみました。
まず一番手っ取り早いのが、自分が行こうとしている釣り場やその周辺で釣れたシーバスの画像や雑誌の記事を見てどんなルアーで釣れているか見て調べるのが良いようです。
やはり実績のあるルアーで釣ることが一番釣れる確率が高いですからね。
ということで私が行こうとしている名古屋港周辺で釣れているシーバスのヒットルアーを調べてみました。
まず一つ目は、名古屋港にたくさんいるボラ、コノシロカラーです。
二つ目は、セイゴカラーです。まさかの共喰いするんですね・・・
この二つのカラーは鉄板ということなので、押さえておく必要があります。(名古屋港限定です!。)
あとは黄色系と赤白も定番のようなので、上のカラーも含めて4個買いました。
ルアーのタイプは上層、中層、下層を攻めることができるように、
- フローティングミノー
- シンキングミノー
- バイブレーション
のルアーを揃えてみました。
私はとりあえずこのセットで釣りに行ってみることにします。実際にこのルアーたちを試してみてからこれからの戦略を立てていきたいと思います。
ルアー取り付けスナップは必須?
取り付けスナップはルアーを素早くチェンジするための必須アイテムです。
スナップサイズは使うルアーの重さや、狙う魚のサイズに合わせて決めます。
「リーダーに直結派だ!」とこだわりがある方はいいと思いますが、このスナップがより自然にルアーを動かしてくれる役目も果たしてくれるので使った方が良いと思います。メーカーのアドバイザーの方たちもスナップを使ってるみたいなので使った方がおすすめです。
プライヤーの必要性とは?
プライヤーは釣れた魚からルアーを外すとき使うのが最初に思い浮かびますが、他にもたくさん機能が付いており、
- おもり(ガン玉)をつぶす、外す
- ルアーとはり(トリプルフック)の間にあるリング(スプリットリング)を外す
- PEラインをカットできる
このように一つのプライヤーで色々な機能が付いてるのがルアー釣り用のプライヤーです。
ルアー釣りでは必須アイテムなので忘れずにフィッシングベストに入れておきましょう。
PEラインも切れちゃうはさみを用意しよう
PEラインは普通のはさみではなかなか切れないので、PE対応のはさみが必要です。
このひとつでナイロン、フロロカーボン、PEラインのカットができます。
プライヤーのカッターでも十分ですが、使い勝手が少し悪いので小さくて使いやすいはさみも用意すると良いと思います。
まとめ
今回シーバス釣りのスタートアップという感じで紹介してみましたが、一つの参考にしてもらえたらと思います。
この集めた道具を使ってシーバスを釣って紹介できるように頑張ります!